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関節を健康に保つための日常生活での正しい姿勢と動作のポイント
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2022-04-06
本記事はBAUERFEINDメーカーサイトからの転用で日本語訳にしたものです。原文はこちらからご確認いただけます。
ベッドから出るとき、階段を上るとき、買い物袋を持って家に入るとき、仕事帰りのジョギングなど、日常生活は関節に負担をかけています。そのため、関節の痛みに悩む人が増えています。特に、股関節や膝など、負担のかかる関節には負担がかかります。痛みがひどい場合は、整形外科への受診を余儀なくされることが多いようです。しかし、日常生活で関節を強化し、軟骨の摩耗を抑えるにはどうしたらよいのでしょうか。意識して姿勢を正し、正しい動作をするだけでも、関節の健康維持に大きな影響を与えることができます。
関節の健康に気を配る
運動といえば、関節の健康にとって重要な役割を果たします。膝がひどく痛むときは、ベッドで丸くなりたいものですが、残念ながらそれは逆効果です。十分な運動と穏やかな動作で、関節の痛みを和らげ、予防することができます。
大切なのは適したスポーツを選ぶことです。例えば関節に不必要な負担をかけない、水泳・サイクリング・ウォーキングなどは理想的です。強度のジョギングはあまりよくありません。それよりもアクアフィットネスがおすすめです。水中では体が浮くので、関節の負担が軽減されます。また、適度な筋力トレーニングも効果的です。
定期的な運動は関節に良い
しかし、なぜ運動が関節を健康にするのでしょうか?体を動かすと、関節への血流と栄養の供給が促進されます。軟骨自体には血液が供給されていませんが、粘性のある滑液から栄養を摂取しています。軟骨が滑液を吸収できるようにするためには、圧力をかけたり、弛緩させたりを交互にすることが必要です。このように、関節の健康には定期的な運動が必要なのです。一歩一歩が軟骨の摩耗、つまり変形性関節症の予防につながります。
同時に運動は筋肉を強化します。鍛えられた筋肉は骨を支える力が強くなり、姿勢が良くなります。関節は筋肉によって支えられ、効果的に安定します。
私たちの体には100以上の関節があり、そのおかげでこのように動くことができるのです。健康な関節を長く使うために、日常生活で気をつけたいことをご紹介します。バウアーファインド治療アプリでおなじみの理学療法士ジョシュア・シームが、正しい日常の動きを紹介します。
正しく座る
特にオフィスワークの方は1日に何時間も座っていることが多いのではないでしょうか。このとき、姿勢が悪いと大変なことになります。では、正しい座り方とはどのようなものでしょうか?背骨は生理的な形状に沿っていなければなりません。骨盤が少し前方に傾き、胸が少し持ち上がるようにしなければなりません。肩はリラックスして、上に引っ張られないようにする必要があります。また、腰が膝より低くならないように注意しましょう。人間工学に基づいた姿勢に加え、定期的に座る位置を変えることも重要です。これは、筋肉の血流を増加させ、緊張を防ぐことにつながります。
正しい立ち方
長時間の立ち仕事をする場合は、足に片寄った負担がかからないような工夫が必要です。立ちっぱなしは避け、交互に動かすと両足に均等に負担がかかります。腰が横に傾かず、頭と垂直になるような姿勢を心がけることで、健康的な姿勢になります。脚は完全に伸ばさず、膝を少し曲げます。関節の健康維持には、短い体操を続けるのもよい方法です。例えば、つま先立ちをし、ゆっくりと足を戻す。これを何度も繰り返すとよいでしょう。
正しい歩き方
私たちが初めて一歩を踏み出すのは、小さな子供の頃です。しかし、多くの大人は健康的な歩き方を忘れてしまっています。肩が前に出て、背中が丸まり、足を引きずってしまうのです。正しい歩き方は、頭を背骨の上に立てて胸を張り、肩を少し後ろに引きます。また、かかとから甲を経て母趾に至るまで、かかとからつま先までの正しい動きをすることが大切です。そうすることで、少し弾むような歩行ができるようになります。
正しい階段の昇り方
階段の昇降は健康的であり、健康維持にも役立ちますが、正しく行うことが大切です。よくあるのが、上半身が前かがみになり、首が伸びすぎている姿勢です。上半身をまっすぐにして、肩の力を抜いてください。また、足の裏全体をステップに乗せるのは、膝に負担がかかるのでNGです。前足だけ乗せるようにすると、ふくらはぎの筋肉が活性化し、足、ひざ、股関節に均等に負荷がかかるようになります。
正しい持ち上げ方、運び方
重いものを運ぶと、背骨や関節に大きな負担がかかります。間違った方法で運ぶと最悪の場合、長期的なダメージにつながる可能性があります。次のようなコツが体を守ってくれます。何かを持ち上げたいときは、対象物の近くに立ちます。そして、しゃがんでください。足の力を使って、腰を楽にする。荷物を体の近くで持ち、背筋を伸ばして立ちます。背中と体幹の筋肉を緊張させることで、安定性を高めることができます。物を置くときは、前屈みにならずに膝を曲げてください。また、過度に重い荷物は持たず、数回に分けて移動するのがよいでしょう。