本記事はBAUERFEINDメーカーサイトからの転用で日本語訳にしたものです。原文はこちらからご確認いただけます。

足首は、身体の中でもかなりの負荷に耐えられるようにできています。
両足で立っている時は左右の足首には体重の半分の負荷が加わっており、歩行では足首に加わる負担は股関節・膝関節と比べて大きいと言われています。
靭帯がしっかりしているからこそ、足首を確実に動かすことができるのです。しかし、靭帯は不滅ではありません。

関節が自然な可動域を超えて曲がると、痛みを伴う足首靭帯の捻挫が起こります。極端な場合には、靭帯の部分断裂や完全断裂が起こる可能性もあります。

そこで本記事では足首の靭帯損傷の見分け方と、回復をサポートするためにできることをお伝えしていきます。

足首にはどのような靭帯があるのでしょうか？

足首と呼ばれる部分は、骨、軟骨、結合組織で構成された複雑な構造をしています。

すねの骨とふくらはぎの骨の下端に、はっきりと見える内側踝と外側踝という厚みのある部分があります。その下側には、滑らかな関節軟骨で覆われたすり鉢状の部分があり、同じく軟骨で覆われた距骨の周りにフィットしています。

上側の関節は、脛骨とふくらはぎの骨からなる足首のすり鉢と、距骨の3つの骨で足首を形成しており、下足首は、かかとの骨と距骨、その隣にある舟状骨からなります。

足首の靭帯の捻挫はどのようにして起こるのですか？

足首の靭帯の捻挫は、主に足を内側または外側に過度にひねった場合に起こります。
これは運動中によく起こりますが、日常生活でも同じように起こります。例えば、縁石を見落として足首をひねったときなどです。足首は通常、足の外側の端で転がされるため、ほとんどの場合、外側側副靭帯が影響を受けます（上反捻転外傷）。

しかし、足首を内側にひねることは珍しいことではなく、靭帯の損傷が激しくなり、関節包の内側にも影響が及ぶことがあります。その結果、足の靭帯がその役割を果たせなくなり、関節の安定性が失われます。

足首の靭帯の捻挫はどのように見分ければよいのでしょうか？

足を内側や外側に過度にひねった直後に痛みを感じる場合や、痛みなしに体重をかけられなくなった場合は、足首の靭帯損傷が原因と考えられます。また、損傷の程度によっては、腫れ（浮腫）や打撲を生じることもあります。

このような症状は安易に受け止めずに、まずは医師に相談することを勧めています。
靭帯の捻挫なのか断裂なのか、素人には区別がつかないことがほとんどです。さらに、医師は損傷の範囲を確実に特定し、骨の断片が引き剥がされた骨剥離やカプセル損傷などの合併症を検出または除外することができます。

足首の靭帯損傷はどのように治療するのですか？

まず応急処置は、患部の関節を固定し、高く上げ、冷やすことです。それ以上の負担は絶対に避けてください。腫れがある場合は、的を絞った圧迫が腫れを軽減させるのに役立ちます。

医療処置は、傷害の重症度、関節包や骨も影響を受けているかどうかによって異なります。通常、手術が必要なのは、靭帯の完全断裂や剥離骨折の場合のみです。

軽度の靭帯捻挫や部分断裂の場合は、理学療法や足首固定用装具を使用した負荷の軽減による保存療法で十分とされています。

理学療法は、短い固定期間の後に開始するのが理想的です。
調整と筋力トレーニングに加え、氷や冷風による治療、リンパドレナージュ（浮腫が顕著な場合）により、運動療法をサポートします。

ケガの程度にもよりますが、回復には数カ月かかります。
靭帯の捻挫は、軽いものでも関節の安定性に影響を及ぼし、さらには別の部位でより重傷な損傷を引き起こすリスクが高いのです。

そのため、足首にサポーターを装着して関節の外的安定性を高めることが非常に有効です。

足首のサポーターはどのように役立つのですか？

BAUERFEINDの足首サポーター「マレオTrain」は、ケガをした後の関節を安定させ、痛めた靭帯に負担をかけずにサポートします。動くたびに優しい間欠的なコンプレッションをかけることで筋緊張をほぐし、負荷を軽減して素早くケアを行います。

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