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BAUERFEIND CONGRESS / MEDIA CONFERENCE レポート②
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2023-09-22
2023年8月21日、あるバスケットボールのレジェンドが日本に来日しました。
元NBAプレーヤーで2023年4月にバスケットボール殿堂入りを果たしたダーク・ノヴィツキー氏です。
ノヴィツキー氏は来日にあわせてバウアーファインド社とその日本輸入代理店であるパシフィックサプライ株式会社と共同開催されたイベントに参加しました。
イベントは日本国内でバウアーファインド社製品を販売している医療機関・義肢装具製作所・スポーツショップのスタッフを対象としたBAUERFEIND CONGRESS(学会)とBAUERFEIND FLAGSHIP TOKYOにて様々なメディアを招聘してインタビューを実施したBAUERFEIND MEDIA CONFERENCEの2つです。
BAUERFEIND MEDIA CONFERENCEのレポートについてはこちらをご覧ください。
今回はBAUERFEIND CONGRESSのレポートです。
BAUERFEIND CONGRESS
BAUERFEIND CONGRESSでは前述のように、日本国内でバウアーファインド社製品を販売している医療機関・義肢装具製作所・スポーツショップのスタッフの方々を東京大手町にある「フォーシーズンズホテル東京大手町」(https://www.fourseasons.com/jp/otemachi/)に招聘し、より良くバウアーファインド製品を知っていただくことで、お客様に提供できる価値を高めていくことを目的として開催いたしました。
プログラム
1.BAUERFEIND社 CEO Rainer Berthan氏よりご挨拶
2.パシフィックサプライ株式会社 代表取締役 川村 慶よりご挨拶
3.基調講演「バウアーファインド社のスポーツビジネスとオリンピックのかかわりについて」
4.ダーク・ノヴィツキー氏による講演
5.ダーク・ノヴィツキー氏とのランチ交流会
6.ダーク・ノヴィツキー氏とバスケットボール インフルエンサーとのトークセッション
7.バウアーファインド社によるワークショップ
1.BAUERFEIND社 CEO Rainer Berthan氏よりご挨拶
はじめにバウアーファインド社のCEOである、Rainer Berthan氏よりオープニングスピーチをいただきました。
Rainer Berthan氏は2020年1月よりバウアーファインド社のCEOを務めています。それまで3代続いたファミリー企業であるバウアーファインド社においてはじめて外部から迎え入れたCEOです。
氏は2021年東京オリンピック開催の年にあわせて、BAUERFEIND FLAGSHIP TOKYOに訪問される予定でしたが、コロナ禍の影響もあり訪問できなかったことを残念に感じたこと、日本国内でのバウアーファインド社の売上が好調であることを話し、またバウアーファインド社のビジネスが医療分野からスポーツまで、幅広く人々を活動的でいることを支えていることを参加者に伝えました。
2.パシフィックサプライ株式会社 代表取締役 川村 慶よりご挨拶
次に弊社パシフィックサプライ株式会社代表 川村 慶よりご挨拶いたしました。
参加された方々に感謝申し上げるとともに、バウアーファインド社との出会いを語りました。
「1995年、当時のビジネスパートナーであった別のドイツのメーカーのサポーターの取り扱いを検討した際に、ドイツ国内のザニテートハウスを訪問するとほとんどすべてのザニテートハウスにバウアーファインド社の装具・サポーターが置いてあった。そのため、バウアーファインド社の製品を取り扱うよう上申したが、当時はかなわなかった。その後バウアーファインド社と取引を開始できることになり、非常にうれしかったのを覚えています。」
その後、参加された皆さまとともにバウアーファインド製品をお届けすることでより多くのお客様に活動的な生活をお届けすることをお伝えしました。
3.基調講演「バウアーファインド社のスポーツビジネスとオリンピックのかかわりについて」
つづいて、基調講演としてバウアーファインド社のスポーツビジネスマーケティングのトップであるJoerg Ritzerfeld氏と義肢装具士でバウアーファインド社の装具部門のトップであるMaximilian Poetzschner氏によりバウアーファインド社の事業の成り立ちとスポーツ分野における役割そしてオリンピックとの関係性について講演いたしました。
Joerg Ritzerfeld氏 企業の成り立ちとスポーツビジネスの関わり
「バウアーファインド社は“motion is life”をモットーとしています。人々がもう一度今までのように動けるように回復してもらうこと・人々が楽しく活動できるように動けるようにすること そのような願いをこめています。」
バウアーファインド社の企業哲学である“motion is life”という言葉の意味を伝え、1929年ドイツのツォイレンローダーという編み物の盛んな地での創業であること、今やバウアーファインド社の代名詞ともなった膝サポーターのゲニュTrainがドイツ代表サッカーチームのドクターとの会食にて発想されたことを説明。
Joerg Ritzerfeld氏 バウアーファインド社とオリンピック
バウアーファインド社は2001年の北京オリンピックからドイツ代表チームのサポートを開始、そこに注目したIOCからの要請により2010年のバンクーバーオリンピックより公式サプライヤーとして選出。そこから2021年に開催された東京オリンピックでもサプライヤーに選出されました。
「東京オリンピックの選手村にはポリクリニックという施設が開設され、その一角でドクターといっしょにわれわれの製品やサービスを提供しました。約30日間で1,000近い症例に対応いたしました。」
Maximilian Poetzschner氏 オリンピックでどのような対応を行ったか
「アスリートにとってどのような対応を行うかというのは非常にチャレンジングなことでした。身体部位を計測してサイズをあわせて渡すだけで済むことはなく、ポリクリニックのドクターや理学療法士だけでなく(帯同している)チームドクターなどの医療関係者とも話をし、どのようなことができるかを考えなければなりませんでした。アスリートの要求にこたえるためにも、一番大切なことはアスリートによりそうこと、共感をもつこと、そのためのコミュニケーションの能力であると考えます。」
その後、太ももの靭帯の損傷をバウアーファインド製品でサポートすることで、銀メダルを獲得することができたアルメニアの選手や、以前の世界選手権で金メダルを獲得したジャマイカの選手への対応などの症例の報告を行いました。
Joerg Ritzerfeld氏 バウアーファインド社の製品を使用しているスポーツ選手の紹介
欧米では(スポンサーをしているわけではないが)ハンドボール、サッカー、総合格闘技、セーリング、グランドホッケーなど競技にかかわらず多くのアスリートがバウアーファインド製品を使用しています。
特にバスケットボールではダーク・ノヴィツキー氏とのアンバサダー契約や世界で唯一NBAの公式サポーターである”SPORTS KNEE SUPPORT NBA””SPORTS COMPRESSION KNEE SUPPORT NBA”の発売、また、ノヴィツキー氏の有名なフェイダウェイショットをロゴにした、”DIRK NOWITZKI SIGNATURE LINE”の紹介と次の講演であるノヴィツキー氏の紹介をして基調講演を終えました。