バウアーファインド社製品価格改定に関するご案内

Loading...
アクセス

製品の選び方ガイド その②ゲニュTrainとSPORTS KNEE SUPPORT の違いについて

バウアーファインド社の製品は各関節や部位・用途にあわせて様々な製品を用意しています。

ここでは、お客様から問い合わせの多い製品の選び方についてお知らせしていきます。

第2回「ゲニュTrainとSPORTS KNEE SUPPORT の違いについて」

前回の製品選び方ガイド①でも紹介しましたが、メディカルラインの膝用サポーター「ゲニュTrain」とスポーツラインの膝用サポーター「SPORTS KNEE SUPPORT」の外見は非常に似通っているため、同じ商品と思っていたり、どちらを選べばいいかわからないというお声をよくいただきます。

そこで第2回は「ゲニュTrain」と「SPORTS KNEE SUPPORT」ふたつの製品を細かくみていくことで、ふたつの製品の違いを確認していきます。

メディカルライン 膝用サポーター
「ゲニュTrain」 
スポーツライン 膝用サポーター
「SPORTS KNEE SUPPORT」

ゲニュTrain

ゲニュTrainは膝関節周辺部の痛みや不安定感に全般的に使用できる膝サポーターです。
膝関節の形状に沿って編まれた伸縮性のあるニット編みの生地と膝蓋骨周りに配置されたシリコーンパッドが膝関節を安定化させます。

ゲニュTrainは2019年に仕様を大きく変更しました。ニットの素材や編み方を変更することによって、通気性や軽量性、装着時の快適性が大きく向上しました。通気性は従来の20%アップし、従来19%軽くなっています。
特に大きく変更したのが、シリコーンパッドとサイドステーです。

Ω+PAD(オメガプラスパッド)

それまでのパッドは単一のシリコン素材で成形されており、ギリシャ文字のΩに似た形状をから「オメガパッド」と呼ばれていました。あたらしくなったパッドには従来の機能がより強化されたため、「オメガプラスパッド」と呼ばれています。

この特徴的なシリコーンパッドにはさまざまな機能があります。

膝蓋骨の動きに追随する伸縮性

膝の膝蓋骨は膝関節の曲げ伸ばしに際し、元の位置から最大130%程度移動すると言われています。シリコーンは伸縮性に優れているため、この膝蓋骨の大きな動きにしっかりと追随することができるため、常に関節まわりを安定させることができます。

大腿四頭筋をサポート

膝蓋骨上部にある大腿四頭筋は膝関節の上部にある筋肉の総称で、人体のなかでも最も強くて大きい筋肉といわれています。ジャンプの際など、膝の曲げ伸ばしに大きくかかわっています。パッドのΩ形状の上部は、ほかの円周状の部位よりも長くなっているため、この大腿四頭筋部に心地よい圧迫を与えることで負荷を軽減することができます。あたらしくなったパッドは空気穴があいており、通気性と軽量性がアップしています。

メニスカスウィング

パッドのΩ形状のサイドにはメニスカス(半月板)ウィングと呼ばれる部分があります。半月板は膝の内側と外側両方にあり、それぞれ内側半月、外側半月ともいいます。荷重を伝達したり、衝撃の吸収、膝関節を安定化させ、動きを滑らかにする機能があります。メニスカスウィングはこの半月板にアプローチし、その機能をサポートする効果があります。内蔵されたプラスチックパーツが周辺部を心地よく刺激し、より安定性を高めることができるようになっています。

ホッファパッド

パッドの下部にはホッファパッドと呼ばれる部位があり、パッドのほかの部位より厚みが増している部分があります。膝蓋骨の下部には窪んでいる部位があり、そこにはホッファ体(膝蓋下脂肪体)と呼ばれる部位が存在します。このホッファ体には膝蓋骨の関節包内部の滑液を浸出させる機能があり、ホッファパッドはホッファ体に刺激を与えることで、滑液の浸出効果を高め、運動時の関節内部を滑らかにする効果があります。

また、ホッファ体には固有受容器が多く存在すると考えられており、ここを刺激することで、固有受容覚の再生と増進を促します。内蔵されたプラスチックパーツがホッファ体をより刺激し、その効果を高めています。

※固有受容覚・・・・筋肉を使う時や関節の曲げ伸ばしによって生じる感覚。体の内部深くに存在する為に深部感覚とも言われます。触覚が外の世界から刺激を受けとめるのに対し、身体内部から情報を脳に伝達する役割をします。自分の身体を思うところに持っていったり、身体の位置関係を脳が認識する際にはこの固有受容覚の働きが深く関係しているといわれています。

サイドステー

従来のサイドステーはチタンを使用し、細かいリング形状のパーツをつなぎあわせることで、バネのような特性をもち、膝の屈伸運動を手助けし、製品のよれも防止するようにできておりました。ステー上部に製品を引き上げるときの手助けするためのリング部を設けるなど細部まで行き届いたパーツなっていました。
しかし、金属のパーツを使用することで、経年劣化や過負荷による破損がまれに生じることもありました。

あたらしくなったサイドステーはポリウレタン素材を使用することや、ステーの曲がる位置を解剖学的に膝の屈伸に近い位置に設定することで、400万回の耐久テストをクリアするほど耐久性が向上しました。
また、リング部を下部にも持たせることで、サポーター本体を脱ぎやすい形状に変更しています。



SPORTS KNEE SUPPORT

一方、SPORTS KNEE SUPPORTは、1世代前のゲニュTrainをもとに開発されたスポーツ用サポーターで、膝関節の安定性はそのままに、通気性・軽量性・デザイン性を向上させたモデルとなっています。

ΩPAD(オメガパッド)

膝の膝蓋骨は膝関節の曲げ伸ばしに際し、元の位置から最大130%程度移動すると言われています。シリコーンは伸縮性に優れているため、この膝蓋骨の大きな動きにしっかりと追随することができるため、常に関節まわりを安定させることができます。

プラスチックパーツは内蔵されていませんが、メニスカスウィングとホッファパッドもしっかりとついているので、それぞれの機能をサポートする役割をもっています。

サイドステー

こちらも以前のゲニュTrainに使用されていたチタン製のステーを使用しています。
ゲニュTrainのような上下にリングのない仕様となっています。

通気性・快適性の向上

3D AIRKNITT®TECHNILOGYと呼ばれる、ニットの素材や編み方を変更することでゲニュTrainより通気性がアップしており、肌に当たる触感がやわらかく感じられ、快適性もアップしています。

カラーラインナップ

ゲニュTrainが黒とチタンの2色のところ、SPORTS KNEE SUPPORTはリベラ・黒・ピンクの3色展開からスタートしました。サポーター業界にはなかったファッショナブルなカラーを取り入れ、よりスポーツシーンにフィットするように考えられています。2020年には待望のオールブラックとオールホワイトという単色も加わり、競技によるレギュレーションなどにも対応することができるようになりました。

一般医療機器

スポーツラインと銘打っているものの、こちらもゲニュTrainと同様に一般医療機器を取得しています。このことからも品質の高さがうかがえます。

製造販売届出番号 : 27B2X00262B00001
https://bauerfeind.p-supply.co.jp/product/sports-knee-support/

SPORT KNEE SUPPORTとSPORT KNEE SUPPORT NBAの違いについて

製品はまったく同じ製品です。NBAのロゴがついているかいないかの違いのみです。

どちらを選べばいい?

前回のスポーツラインとメディカルラインの違いのページにも記載しましたが、
基本的には「より安定性や効果の高いものを求める場合や日常生活でのケアも求める場合」は「ゲニュTrain」を、
「スポーツにのみ使用する場合や快適性・ファッション性を求める場合」は「SPORTS KNEE SUPPORT」を使用することをご検討ください。
(あくまで目安ですので、実際の商品で是非お試しください!)

まとめ

ゲニュTrain

  • シリコーンパッドやサイドステーに最新のテクノロジーが使用され、関節部位を安定させる効果が非常に高い。
  • スポーツから日常生活のケアまで使用可能。

SPORTS KNEE SUPPORT

  • 1世代前のゲニュTrainをモデルにしているため、関節部位を安定させる効果は同様に高い。
  • 通気性や快適性・ファッション性はゲニュTrainより上。
  • NBAタイプもあり
  • ゲニュTrainより希望小売価格が安い

次回は「ゲニュTrain」と「ゲニュTrainP3」に違いについてご説明していきます。

こちらもおすすめ

ページトップへ